デザインストーリー

🌙 自然界の機能美からインスピレーションを得たデザインコンセプト

「龍月」の開発背景には、自然界の持つ究極の機能美から得た深い洞察があります。デザイナーが特に注目したのは、カブトムシの角が持つ機能と美の完璧な融合でした。カブトムシのツノは、エサ場の確保やメス獲得のための武器として機能する重要な器官です。しかし、なぜあの美しい曲線を描く形状なのでしょうか。

もしシャベルのような単純な形状だったとしても、機能としては十分に果たせるはずです。しかし、その場合、自然界が持つ造形の美しさは大きく損なわれてしまうでしょう。カブトムシのツノがあの形状である理由―それは、機能性と美しさが完璧に調和した結果なのです。

昆虫の身体は戦闘機と同じように、生存に必要のないものがすべて削がれています。この究極の機能主義があるからこそ、純粋で力強い美しさを放つのです。カブトムシのツノは生きていくために必要だからあの形状になっており、その必然性が造形としての美しさを支えています。余計なものを一切持たない、機能に裏打ちされた美―これこそが自然界が教えてくれる真の美しさなのです。

この自然界の機能美の哲学を「龍月」にも応用しました。機能として働いている場所にこそ、最も美しく個性的なデザインを施すというコンセプトで設計されています。装飾のための装飾ではなく、必要だから存在し、だからこそ美しい―この本質的な美しさを追求した結果が「龍月」なのです。

📐 トレンドを取り入れた大振りウエリントンデザイン

「龍月」は、昨今のファッショントレンドとなっているクラシックなウエリントンシェイプを、やや大振りのサイズで現代的に再解釈しました。このフロント幅を広くした理由は、最もカスタムに映えるフォルムを追求した結果です。単にトレンドに追従するのではなく、ブランドの個性を最大限に表現できる最適なサイズ感を追求しました。

大振りなサイズ感は、着用者に堂々とした存在感をもたらします。顔立ちを引き締める効果も期待でき、知的で洗練された印象を与えることができます。クラシックな印象を保ちながらも、現代的なボリューム感が加わることで、時代に左右されない普遍的な魅力を持つアイウェアに仕上がっています。

特に注目していただきたいのは、こめかみ部分でレンズをホールドする箇所に施された繊細なエッジです。この部分はフレームの機能上最も重要な箇所の一つですが、まさにここにブランドらしいギミックを加えることで、カブトムシのツノのように機能性と美しさを見事に両立させています。単なる装飾ではなく、構造上必要な部分だからこそ、そこに美しさを宿らせる―これが「龍月」のデザイン哲学です。

⚡ 軽量設計と快適な着用感の実現

5mmの薄型素材を使用することで、大振りなサイズでありながら長時間の着用でも疲れにくい軽量設計を実現しました。大きなフレームは通常重量が増してしまいがちですが、素材の選定と設計の工夫により、存在感のあるデザインでありながら、実用性も決して犠牲にしていません。

この薄型素材の採用により、フレーム全体の重量バランスも最適化されています。前方への重心の偏りを防ぎ、鼻への負担を軽減。長時間の着用でも快適さを保つことができます。また、テンプル部分の設計も工夫されており、側頭部への圧迫感を最小限に抑えています。

素材の薄さは、視覚的な効果ももたらします。大振りなサイズでありながら、重たい印象を与えることなく、むしろ洗練された軽やかさを演出。これにより、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで、幅広いスタイリングに対応できる汎用性の高いアイウェアとなっています。

💼 ビジネスシーンでの存在感と信頼感

「龍月」は、ビジネスシーンでの使用も強く想定して設計されています。クラシックな印象を保ちながらも、個性的なバランスで仕上げることで、知的で洗練された印象を演出します。会議や商談などのフォーマルな場面でも違和感なく着用でき、プロフェッショナルな雰囲気を損なうことがありません。

大振りなウエリントンシェイプは、着用者の顔を引き締め、凛とした印象を与えます。これは特にビジネスシーンにおいて重要な要素です。相手に与える第一印象を左右する顔周りのアイテムとして、「龍月」は確かな存在感と信頼感を演出してくれます。

同時に、細部に施されたブランド独自のギミックが、さりげない個性を主張します。過度に目立つことなく、しかし確実に他とは違う―このバランス感覚こそが、現代のビジネスパーソンが求める理想的なアイウェアの条件といえるでしょう。

🐉 辰年にちなんだ特別なネーミング

モデル名の「龍月」は、辰年という特別な年にちなんで命名されました。日本の伝統的な美意識である「雪月花」の頭に「龍」を冠することで、力強さと神秘的な美しさを兼ね備えた、まさに龍のような存在感を表現しています。

月は古来より、静謐な美しさと神秘性の象徴とされてきました。「龍月」というネーミングには、龍の持つ力強さと、月の持つ静かな威厳を併せ持つという意味が込められています。クラシックなデザインの中に宿る、現代的な力強さ―まさにこのモデルの特徴を的確に表現したネーミングといえるでしょう。

また、辰年は十二年に一度しか巡ってこない特別な年です。この記念すべき年に誕生した「龍月」は、単なる商品を超えて、時代の節目を刻む特別なアイウェアとして、長く愛用していただけることでしょう。

📐 商品仕様

🎨 カラーバリエーション

全6色展開（限定カラー含む）で、シーンに合わせてお選びいただけます

🏢 ブランド紹介

MonkeyFlipは、名古屋出身のデザイナー岸正龍氏が1996年に設立した、他では絶対に見つからない個性派メガネブランドです。

「リアル・ストリート」をコンセプトに、ロックやタトゥーなどのアンダーグラウンドなカルチャーをデザインに落とし込んだ「Decorative Smart - 遊び心のあるイカシタ眼鏡」を展開。普通のメガネでは物足りない方にぴったりの攻めたデザインが魅力です。

また、日本最大のメガネの賞である「アイウェア・オブ・ザ・イヤー」という、デザイン・機能性を兼ね備えたメガネとしてメンズ部門での受賞もしている実力派のブランドであり、見た目だけでなく、かけ心地にもこだわっています。

📦 付属品